第4章
後ろを振り向いたらヨコハマの夜景に照らされてる綺麗な左馬刻がいた。
またドキドキしてしまう。
この人はずっと私をドキドキさせるから心臓がもたない。
逆によくこの2年間もったな。
今日死ぬかも。
左馬刻「絶対に、お前を離さない。」
そう言って左馬刻は私に優しく口づけをした。
何度も、何度も。
「うん、私も絶対に離れないから。左馬刻の過去も、弱さも、全部私が受け止めるから。」
左馬刻は私の目をじっと見つめて微笑んだ。
左馬刻「やっぱ俺様が惚れた女だけあるな。」
「まあね。ハマの女王様になれるかな?笑」
左馬刻「当たり前だろ。見ろ、この夜景。これは俺様と、お前だけの、ヨコハマだ。誰にも邪魔させねー。」
「みんなのヨコハマだよ。」
左馬刻「わかってるよ。そうじゃねーだろ。」
私はケラケラと笑い、左馬刻はいつもの様に横で微笑む。
どんなに強い人でも、完璧に強い人なんていない。
弱さを見せてないだけ。
その弱さが見えた時、そこも愛してあげるからこそ、信頼が生まれ、より愛は深くなり、守られる。
それが私が大好きなハマの王様。