第1章
「ありがとうございましたー!」
午後8時。
私が働いてるカフェは閉まる。
午後8時15分。
外を出ると絶対に白い車が停まっている。
左馬刻「お疲れ様。」
店を出ると絶対にこの人が私を迎えにきてくれる。
一人で帰れるって言ってるのに、帰らせてくれない。
私の少し…結構…過保護…な彼氏、碧棺左馬刻。
「今日もありがとう、左馬刻。」
左馬刻「おう。乗れ。」
左馬刻とはもう付き合って2年ぐらい。
いつでも自信に満ち溢れてる左馬刻なのに、私に対して自信がないのか、私のことになるとすごく過保護。
お母さんみたい。