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walking proud~呪術廻戦~R18~

第22章 impurities


今日は、レイ単独任務、五条単独任務、
クマと伊地知コンビ任務、硝子は高専にて待機、七海は高専術師ではない術師と遠出任務。


今朝、夜蛾は
夏油の任務先に、手の空いている補助監督に様子を見に行かせると言った。



今日1番初めに任務から帰ってきたのは五条だった。

「まだ傑 既読になってねーしー。
今日誰か見に行ったんだよな?」


「悟っ!!!」

「へ?」


突然廊下で呼び止めてきた夜蛾のその後の話に、目の前が真っ白になる。

「…は?……んなわけねぇだろ!!!!」

「悟…っ!…俺も…何が何だか分からんのだ…」

夜蛾は額に手を当て、掠れた声を絞り出した。

「……それ、まだ…俺と硝子しか知らない?」

「…あぁ」

「・・・」



五条はまずはクマに電話をした。


「五条」

「…硝子」

硝子は視線を落としたままだ。

「クマ野郎に今…傑の実家に向かわせてる…」

「そう…」

「… レイが…いつ帰ってくるか分かんねぇよな?」

「わからない。帰ってきたら…どうする?」

「・・・」

「・・・」

「…… レイは多分…傑を追いかけて行っちまうだろ。それだけはさせねぇようにする…」

「…うん、でも」

「ぜってーそれだけは阻止する!」

力強くそう言う五条は、奥歯を噛み締めて拳を握っている。


「…どんな顔してなんて言えばいいか…
わかんないよ…」

硝子は俯いたまま目を瞑って小さく言った。


「お前は何もしなくていいよ。俺が言う」

そう言って五条は外へ出ていってしまった。





"1つ約束してくれ。あいつを、レイを、ずーっと見守っててやってくれよ。たとえおいらや傑や五条がそこにいなかったとしても。"

"は…?何言ってんの…"

"いいから約束しろ!約束好きだろ?"

"うん。分かったよ。てか、別に言われなくたってそんなことわかってる。私を誰だと思ってんだよ"



硝子はクマとした約束を思い出した。

「私…守れる…かな…」
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