第3章 初○ッチすることしか考えられない……
「もう我慢できないよ……」
「もしかしてずっと試写会から我慢してたんですか」
「いや出会った瞬間から我慢してる」
「どれだけ前から我慢してたんですか」
「男ってそういうもんだよ。
早くこの熱を解放させて」
僕はちゃんをベッドへと運び、ひかえめに放るとすぐさま覆い被さって熱くなった部分を押し付けた。
「もし私が断ったらすごく辛いんですよね?」
「うん怪我の痛みとかには耐えられるんだけど、これだけはどうにもね。
生理現象だから」
「……じゃあ仕方ありませんね」
僕は獣みたいにちゃんの衣服をはぎ取ってすぐさま挿入し、いつもだったら女の顔を楽しみながら女をいかせてからなんだけど、欲望のままに腰を振った。
「……あっ……や……待っ……」
「……く……っ……はっ……」
込み上げてくる快感に何も考えられなくなる。
達する瞬間もちゃんのことを気遣う余裕なんてなくて激しく腰を打ち付けてしまった。
やばい。
ちゃんにかなり負荷をかけてしまった。
わけが分からなくなって出すなんてまじでかっこ悪い……。
これでヘタだとか思われたらどうしよ。
ぼんやり余韻に浸る僕の下半身にちょっと口付けてくるちゃん。
「……ど、どうしたの、うわっ……くっ……」
何とちゃんは残った残滓を吸い出してくれた。
こんなの完全ノックアウトでしょ。
僕は鍛えてるから腰が砕けはしなかったものの心は完全に飛ばされまくってしまっていた。
「吸い出しとか反則だよ……」
「もうー吸い出さないほうがよかったですか?」
「吸い出しなしじゃいられなくなっちゃうけど」
「仕方ありませんね。毎回吸い出してあげますよ」
僕はこんな天使の口に残滓を吸い出してもらったことと、どうやらヘタとは思われていないっぽいことで文字通り天にも昇る思いだった。
ちゃんを抱き寄せ、きつく抱きしめる。
「もう腰痛いですー」
「ごめんね。ふつうの女の子なのに全然優しくしてあげられなくて」
「ほんとは紳士じゃなくて野獣なんですね」
「そうだよ、僕は野獣だよ。
だけどこんなに自分見失ってしまうのはちゃんにだけだから」
キミの前でだけ、僕は特級呪術師の仮面を取り払って野獣の本性を晒してしまうんだ。
終わり☆