• テキストサイズ

未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第38章 期待の新人



CM撮影が終わり、NEXT Re:valeの収録。
おかりんが、百に月雲の事を聞いている。

「ん?了さん?結構前から連絡取ってないけど。連絡先ももう消したよ。なんで?」

「危険な人だと聞いたので。そういう方とお付き合いがあるのは心配ですから」

「まぁ、大丈夫だよ。俺から連絡できないし」

「モモがそう言うなら大丈夫じゃない?今は前みたいな付き合いはしてないみたいだし」

「俺、七桜が倒れてからちゃんとした人間関係築こうって決めたから。見返り求められる関係じゃなくて、何か合ったら無条件で助け合える関係が俺の理想。遥人さんみたいになりたいなって」

「うん。いいんじゃない?モモはなれると思うよ、そういう人に。モモは心の綺麗な人間だ。自分から汚れることをする必要はないよ」

「そんなことないよ。でも、そうなりたいから頑張るって決めたの!みんなに心配かけないように」

百もちゃんと考えてるし、知ってる百と全然違う。
前の百も好きだったけど、今の方が絶対格好いいよ。

撮影も順調に終わり、事務所に戻る。
何か騒がしい...前もこんなことあったな...
中に入ると「おめでとうございます」って言われる。
いったい何なの?

「お疲れー七桜!お前今年のCM女王だってよ!すごいな!」

「「「CM女王!?」」」

「今年1番、CMに出てた女性芸能人ですよ!」

「七桜が?」

「まぁ、あれだけ出てたら大体の予想はつくよね・・・」

「別に、CM女王なんてならなくてもよかったんだけど・・・」

「いやぁ、めでたいことって続くんだなぁ」

そう言って凛太郎は自分の部屋に笑いながら戻って言った。
なにあれ?って顔をして3人で顔合わせる。

「あ、そうだ。七桜さん、自宅の撮影ですが、場所が特定されそうな間取りの紹介はNGですよ。壁とか、机にのってる物とかだけにしてくださいね!」

「防音室は?」

「あそこは撮ってもいいですよ。千くんと百くんの家にもありますから」

「じゃあ、俺撮ってあげるよ!」

「百くんは写ったらダメです!」

「えぇ、うち3人でご飯食べてるとこ撮ろうと思ってたのになぁ」

「出演依頼は七桜さんですから・・・お二人がよろしければ写ってもいいですよ」

「いつまで出すの?」

「今月中です」


/ 571ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp