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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第19章 アフター・ダンスパーティー


私が先に玄関に入って、後から悟が追って入る。そしてしっかりと鍵を締めて。アイマスクを下げて瞳を細めて悟は笑った。
まだ電気を着けていない部屋に差し込む夕日に照らされて、悟の白い髪がキラキラしてる。

「それにさー…ハルカの身体はね、赤ちゃん作る時の土台でもあんのよ?健康状態なんて数日で整うモンじゃないでしょ、ちゃんと今のうちから気を付けて管理しなさい」

そんな風に優しい声色で言われたら何も言えない。たまにはまともなこと言うじゃん。朝の携帯のやりとりではひたすらにマンモーニ(※ママっ子)状態だったのに。
これじゃあただ肯定するしか出来ないじゃん……。

『……はぁい』
「ん、良いお返事!流石、僕の可愛い生徒のひとりで奥さんなだけはあるねー」

うんうん頷く悟を見て、私は壁の電気のスイッチに手を這わせて。
パチ、と電気を着け、お互い靴を脱いだ所で悟が「あっ!」と声を上げた。

『何?ドゥシタ?タイムカードの切り忘れ的ななにか?』

焦る悟は「ちげーよ?」と否定をして。

「喋ってたらただいま&おかえりのキスするの忘れた!ほら、ハルカ今すぐするよ!こっち向いて!」

急ぐ様に、私の頬を両手で挟んで悟は口付ける。
本来ならすぐに離れて解放。それで終わりなのに。唇は離れているのに頬に触れた悟の親指がさらさらと頬を撫でてる。
じーっと微笑んで覗き込んでて。ただ私達は見つめ合って…何を想っているのやら。今更だってのにちょっと照れくさくなってさ。はは、とうっすら笑いを私は零した。
『なに、悟…?どうし……、んぅ』

かぷ、ともう一度。舌がまさぐって口の中を撫でて私の舌にすり寄って、絡みついて。

『さと、……っ、さ、』

頬を挟む手はしっかりと後頭部と背に回されて玄関先で熱いキスが繰り返された。
本当に熱い、部屋に籠もる熱気もあって。悟の背に回した手からも悟の体温を感じる。胸やお腹が悟の体へと服越しにくっついてじっとりと汗を感じて。
唇が離れた後に悟は自身の唇をぺろりと舌先で舐めてる。
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