第8章 スキルアップ
「仕方ないわね、虎杖!ちゃっちゃと行くわよ!みたらい、倒れない様に自分に喝入れて私達戻るまで気張りなさいよ!」
「えー?ホントにここ、みたらいと伏黒だけで大丈夫か?」
『なる早で戻ってきて、結構やばいです。それからもし全裸の人達にすれ違ったらこっち来るように言っといて』
「いや言葉通じねーから!」
最悪精神汚染が消えたら、森の中で迷子パターンだし。
…といっても言葉は通じないけれどね。この場での精一杯のジョークだった。
ふたりはまだまだ元気に駆けていって、残穢を頼りに森の中へと消えていった。