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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第5章 "好き"が止まらない!


「……どういう友達?」

『どうって…短大の時の女の子かな、一緒に食事をするの……ほら、先生補習止まってる。遅れれば遅れる程に食べられるハズの美味しいものが友人達に先に食われるんだけど』
「えー?明日皆で行く回らないお寿司とどっちが美味しいんだろうね?」

絶対回らない寿司に決まってるわっ!と目をくわっ!と開くと悟はクックック、と楽しそうに笑っていた。
頬杖を止めて、指先がテキストを指す。

「それじゃあ、可愛い生徒の為に間に合うようにしてあげるかー…えーっと、学校や病院など多くの人が集まる場所、即ち…、」

ブブブ、とバイブレーションが悟を邪魔する。私の携帯だった。
チッ、と舌打ち眉を寄せ、"あ゙あん?"とふざけて怒ってるのを見て、私は慌てて携帯を取った。
……友人かと思ったら家入からのメッセージだ。

『家入さんからのメッセージだったわー、早く返信しとこっ!』
「あくしろよー」

新着メッセージという知らせがあり、私はすぐに開いた。
今になって、ギリギリで怪我人が来た、となったら合コンは確実に遅れるのが決定する。分かり次第行かないと…。
でも、そんな内容ではなく。

"五条を近付けさせない為に一応場所と時間教えて"

なるほど、もしも興味を持って着いて来ようとしてきたら引き止めてくれるって事か。私は今悟と補習している事と時刻と場所を書き、"怪しげな行動起こしそうなら食い止めて下さい"と送った。
……もう、いいんだ。諦めに近い恋心は、新しい恋で上書きをしよう。家入からのメッセージがすぐに帰ってくる。

"了解。ハルカの今晩の結果が良い方向である事を祈る"

その文字を見て私は携帯をしまった。
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