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フロイドのセフ〇にされたなんて知られるわけにはいかないの。

第3章 お前にしか大事じゃない。


は翌朝切り出した。
「あのやれなくて辛いなら違う手持ちの女の子のところ行っていいんだよ?別に」
フロイドは真顔で、
「俺お前としかやってないよ」
と告げた。
「何で……選び放題でしょ……?」
「お前一人しか大事じゃない」
「噛み跡もいっぱいで乱暴なのに、大事なわけ、ないよね」
フロイドは疑いの眼どころか心配そうな感じさえするの視線に、困惑したようだった。
「何で信じない? ほんとに決まってるじゃん。信じてもらえるまでやらねー!」
と宣言したのだった。

その日の午後のオクタヴィネルとハーツラビュルニ寮合同の授業は自由にペアを組んで魔法薬の完成を目指すものだった。
フロイドはまっすぐの元へ歩いてきた。
「、俺と組んでくれないか」
に普通に話しかけるフロイド。
人前で話しかけられたのは初めてでびっくりする。
一緒にマジフトを観ていたフロイドのファンのアリスが蒼白になる。
フロイドは手順があやふやであたふたするの前に鍋をドン! と置いた。
「次、キャベツ、みじん切り」
「次、鍋底から、十回空気を含むようにかき混ぜる」
「最後、マンドラゴラの粉末、ひとつまみ投入」
動作は乱暴だが、的確にをサポートしまくったのだ。
いつもフロイドと組んでいたジェイドはきょとんとしている。
「真面目にやってる……。フロイド気まぐれだなぁ。
おーい、アリスちゃん、オレと組まないかい?」
「えっ、えっ、私とですか?!」
 異様にテンパりまくるアリス。

普通の様子のジェイドとは違い、窓際で作業していたアズールは何かを察したようで何も言わなかった。
フロイドはいつものように手を抜かずに地道にと組んで、一番性能の良い魔法薬を作ったのだった。
授業の終わりにはフロイドとは一番の出来として教師クルーウェルに褒められた。
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