第28章 ※情④

「自分から脚開いて……こんな煽り方も宿儺に教えられたか？」


　どうして全部、宿儺と比較するの。

　五条先生がしてくれることで、気持ちよくなってるだけなのに。

　宿儺のことなんて、今この瞬間、何一つ考えてなんかないよ。


「ごじょ、先生…だから……きもち…い…の……っ。……五条…せんせ…が……いいの…っ」


　こんなにも乱れちゃうのは、五条先生のせいなんだよ。

　他の誰でもないの。


「五条…先、生じゃ…なきゃ……やだよ」


　心の底からそう思ってるの。

　だから……だから早く。


「五条先生の……で、私を……いっぱいにして」

「……っ」


　指でいじられるだけじゃ足りない。

　五条先生の舌で舐め回されるだけじゃ、全然足りないの。


　もっと、確かな熱で……私を呪ってくれなきゃ、いやだよ。


「皆実……っ……」


　五条先生が欲しくて。

　もう、待てなくて。


　五条先生の舌が、もっと私の突起と擦れるように。

　五条先生の指が、もっと奥深くまで私を暴いてくれるように。


　自分で自分の腰を揺らしたら。


「ああっ…んっ…ぁ、はぁっあ――あぁぁ――っ」


　快楽の波が、私の身体を支配して。

　痙攣とともに、その欲でベッドをびしょびしょに濡らしてしまった。


「……ぁ、っあ……ごめ……なさ…い」


　五条先生の口元が、私の溢れた呪力で汚れてしまってる。

　でも私の呪いで汚れても、五条先生の顔は見惚れちゃうくらい綺麗で……淫らで。


　その姿をもっと見たいなんて、考えちゃう。


「……何、ぐったりしてんの」


　ベッドに身体を沈みこませていたら、五条先生が私の右腕を引っ張った。

　無理矢理に私の身体を起こして、そしてそのまま五条先生に背を向けるように反転させられる。


「ベッドに……手つけ」


　冷たい声が、私の被虐心を煽る。

　逆らう気など一切なくて、五条先生の言う通りに、ベッドの上に四つん這いになった。


　私のお尻が、五条先生に丸見えになって。

　それが恥ずかしいのに。


「……愛液垂らして……どんだけエロい身体になってんの」


　秘部からポタリポタリと快楽の涙が落ちていく。

　ベッドにわずかな水溜りを作って、濡れた花芯がヒクついた。