第2章 容疑者は熱愛カップル1
貴方side
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とある日の晴れ日、いつものように部活が終わり帰宅する
博士ん家
ガチャ
貴「ただいま」
阿笠「おかえり」
哀「…」
貴「!?…ど、どうした?哀…」
中に入ると、放心状態の哀がソファに座っていた
あまりの驚きにそっと、声をかける
阿笠「…原因はこれじゃ、これ」
貴「……比護隆祐と沖野ヨーコ熱愛発覚…?」
博士が哀のスマホを手に取り、あるニュースを見せてもらう
……そういえば、哀は比護さんの大ファンだったな…
小五郎さん経由で、どちらとも面識はある
貴「待てよ…沖野ヨーコさんって事は、小五郎さんも…」
阿笠「…じゃろうな」
哀「……そうよ。調査を頼めば…」
阿笠「…?」
哀「怜花さん!今から毛利探偵事務所に行くわよ!!」
貴「え、私も!?」
哀「一緒に来て!!博士、夕飯は適当に食べて!!」
阿笠「ええー!?哀君?!」
博士を無視しながら、私の手を掴みながら探偵事務所に歩きを進める哀に黙ってついていくしかない私である
★★
毛利探偵事務所
ガチャ…
事務所を静かに開けると、小五郎さんの叫び声が
小五郎「探偵は自分の興味本位でそんな調査しねぇんだよ!それが俺のポリシーだ!!」
哀「じゃあ、依頼したら調べてくれるのかしら?」
小五郎「え?」
蘭「あ…哀ちゃん…怜花も」
哀「比護隆祐と沖野ヨーコの素行調査、依頼するわ!もちろん無償で!!」
…哀、今まで見た事ないくらい怖い表情なんだけど…
小五郎さんは、哀の前に行き、じっとお互いに見つめ合う…
ガシッ!
小五郎「よーし!引き受けたァ!!」
…何かが通じあったのか、背後に炎が見える…
コナン「…どうして、お前まで?」ボソ
貴「…哀に連れてこられたんだ」ボソ
コナン(……灰原、1人で来るの嫌だったんだな)
そんな中、コナンが話す
コナン「でもさ。どーやって、あの2人を見つけるの?」
貴「確かに…一般人と違って、住所は特定されないようにしてると思うし」
コナン「2人の所属事務所も連絡が取れないって言ってたしさー…」