• テキストサイズ

おてんば少女が恋に落ちた

第4章 水


私は走って、教室に向かう。
放課後の学校は、みんな部活動などで教室にいないため、静かだ。

グラウンドからは、部活をしている生徒の声が聞こえる。


「はぁ、はぁ…。」


静かな廊下には、私の足音だけが響いていた。



しばらくして、私は教室に着いた。

「はぁ…、やっと着いた…。」

私は息を整えてから、教室のドアを開けようと手をかける。



すると、急に誰かの話し声が聞こえてきた。



「なんか星山さんってさー、本当に不器用だよねー。」

(え…?)

「分かる分かる!私、あんなにできない人、初めて見た。」



/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp