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暗殺者の正しい飼い方しつけ方

第5章 番外編  




「や……ッッ、やだなんで……っ!?」



「駄目でしょう?ベラベラとこちらの情報他人に漏らしては」
「何、それ……ッッ、そんなことしてなっ」
「そうですか?雨音くんから全部聞きましたよ?」
「ぜ、全部って何……ッッ」




両手を後ろ手に拘束されて。
ついでに足首にまで足枷。
教授の膝に身体を乗っける形で、全然身動き出来ない身体を、教授の指先が、責めたてる。
薄暗い地下の一室。
先日無事失業中から復帰できたさびれた雑居ビルの地下にまさかこんな場所があったなんて初めて知った。



「昨日雨音くんとお酒、飲みに行ったそうですね」
「ぇ」
「お酒飲みすぎてベラベラベラベラと私の悪口たくさん愚痴ってくれたとか?」

「………ぁ、あー」


そうだった。
副職の教授の仕事で夜不在の目を盗んで。
確かに雨音とご飯を食べに行ったのは、覚えてる。


「そのあとご自分が何をしたかご存知ですか?」
「ぇ、えーと……何、しましたっけ」


ぐり、と教授の指先が、お尻の奥底を重く抉る。

「や…ッッ、だぁ!!教授おしりやぁ……っ」
「こちらに性感帯はないはずですが。勝手に感じてヨガってるのは時雨ですよ」
「ぅ、うぅ〰️ッッ」

右足が教授の膝に乗せられて。
足枷がジャリ、と重く動きを制限する。
指の抜き差しする圧迫感に目を閉じて奥歯を噛み締めて、いれば。


「━━━━ひゃうッッ!?」


ぐ、となかへと挿入りこむ冷たく硬いもの。


「………ッッ」


「思い出させてあげましょうか?」
「や……ッッ、だ!!教授!!思い出した!!ちゃんと、覚えてる、からぁ……」

「でしたらどうぞ、時雨」

「………しつこい客に、蹴り入れた」
「あとは?」
「蹴ったらガラスが割れて……っ、水槽、壊した」
「それで?」
「まわりの人にいっぱい、けが、させた………」
「それはそれは……」
「ごめ……ッッ、ごめんなさい、ごめんなさいっ」
「怒ってはいませんよ、それはね」
「………ぇ」
「そーゆー後始末は私の仕事じゃないですから。勝手に暴れてもらってけっこうですよ」

え、っと?
あれ?
怒ってないの?

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