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暗殺者の正しい飼い方しつけ方

第1章 「殺されてもらえますか」





━━━━━━---………。



痛い。
怠い。
頭、痛い。


………重い。




「━━━━重いんだってば!!雨音!!」




いつものように雨音が、また勝手にベッドに潜り込んだのかと思って思い切り突き飛ばそうと、した瞬間。


「あまね、って、誰です?男?」


聞きなれない声に。
体はピタリと動きを止めた。


雨音じゃ、ない……?



ゆっくりと目を開ければ。
体には雨音同様、なにやらがっしりとした腕が絡み付いて、いて。


「………あま、ね?」


おそるおそる、後ろを振り返った。



「だから誰です?」
「!!!」



ああ、ほんと。
今日ほど隣にいるのが雨音だったら、と切望したことはないと思う。
この、人。
この男。





昨日、あたしが殺しそこなった大学教授!!





なんで?
なんでこーなったの?
あれ。
なんであたし、生きてるんだっけ。



『俺のものに、なる?』




「………ぇ」




『な、りゅ!なゆ、からぁ……ッッ』



「ええッッ」




何ッッ!!
何、この映像!!
何したの、あたし!?




「ああよかった、記憶はあるみたいですね」
「ぇ」





「これから、楽しみです。ねぇ、時雨?」



ゾク。



あの時本能が感じた、警告。
たぶんあれ絶対。
正しいやつだ。
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