Best songs all times(テニスの王子様)
第4章 Can't take my eyes of you
話を聞くと、先輩がこの合宿所に来た最初の頃に記録表とスマホを見ながら歩いてたら花壇につまづいて転んでしまい、その拍子に花を傷つけてしまったらしい。
その転んだ所が幸村部長が手入れしてる花壇の一角で先輩が部長に謝りに行くと「気にしないで」と言ったものの、先輩がお詫びとして花の手入れを手伝うようになったらしい。
「それで部長と花壇で話してたんスね。」
「うん。私もママが趣味でガーデニングやってて、たまに手伝いをするからそれで話が弾んでね…。」
なんだ、俺はてっきり部長と良い仲になってると思ってたわ…。
これが取り越し苦労ってやつか…。
「その、先輩…」
「なあに?」
うわっ、その小首傾げて見つめられたらドキドキが止まらなくなるッスよ…!
宝石のようにキラキラしたグレーの瞳に見つめられただけで、何も言えなくなっちまう…。
だけどこんなチャンスは手放したくはない!
「先輩って気になる人っているんスか?」
「気になる人?」
「いや、その、先輩は可愛いから…えっと、その…」
「ふふっ、赤也君。顔赤いよ。」
「うわぁぁっ!それは言わないで下さいッスよ。
…あっ、長話してすんません。俺ちょっと走って来ます!」
「でも天気予報だと夕方から雨だって!」
「そうなる前に帰って来ますよー!」
…その後案の定、雨に降られびしょ濡れで帰って来て真田副部長に怒られるどころか心配された俺がいたのだった…。