Best songs all times(テニスの王子様)
第3章 I only want to be with you
「そうなんだ!あのね、前から誰が弾いてるんだろうってずっと気になってたのよ!
私、ピアノ全く弾けないし、クラシックも全然詳しくないけど素敵な音色だなってずっと思ってたの。
まさか、その人とこの前に会ったなんて驚きよね!
クラシックとかよく聴いてるの?」
「はい、小さい時にピアノを習ってたのでそれでよく弾いてたんです。」
「凄いねー。私はこの部活に入ってからクラシックを知るようになったからさ。何か上品で素敵よね!」
まさか、何となくで弾いてたピアノの音色を誰かが聞いててそれを素晴らしいと言ってくれる人がいるなんて…。
僕の心臓がいくらあっても足りないくらいだ。
そんな明るい笑顔で言われたら僕の気持ちは一気に傾いてしまう。
でも、こうなった以上は、僕も勇気を出そう。
テニスの試合でその一球に魂を込めるように、僕の気持ちを今、目の前にいる先輩にも…!!
「あの、先輩…。」
「なあに?」
「良かったら、先輩とまだまだ話したいことがあるので今から一緒に帰りませんか?」
急な問いかけに先輩は目を丸くして一瞬だけ驚いたような表情を見せたがすぐにあの笑顔を見せてくれた。
「良いの?私も貴方の話が聞きたいな。」
「本当ですか!?」
「うん。すぐに楽器片付けるね。」
「はい。待ってます!」
(この後、先輩と一緒に歩いてる姿を宍戸さんと向日さんや忍足さんに見られてたみたいで部活の時に色々聞かれちゃったのはまだ先のお話…)