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Best songs all times(テニスの王子様)

第2章 alone


出だしから既に会場の熱気がどんどんと高まり、歓声を上げる者が出始めた。
そしてサビに入るととうとう俺は心を奪われてしまった…。
まるで空に矢を突き刺すような真っすぐでパワフルな歌声は小柄な彼女からは想像がつかん。
気がつけば彼女に心を奪われた俺がそこにはおった。
携帯でこっそり和訳の歌詞を調べたがどう考えても今の俺にピッタリなものじゃった。
これは運命なのかはたまた必然じゃったのか、それはまだ分からんがこのままでは詐欺師の名が廃れるのは確実じゃ。
ショータイムはあっという間に終わり、ステージの下で友人達や同じクラスの真田や柳生と仲良う話してる彼女の姿がおった。
そこに近づくと俺に気づいたのか、彼女が声をかけてきた。
「あなたって柳生君と仲の良い…」
「あぁ、仁王雅治じゃ。」
「そうだ仁王君。観に来てくれてありがとうね。」
「礼には及ばんぜよ。見事な声じゃの。」
「ありがとう。まぁ、歌うのは小さい頃から好きだったから」
「その格好もよう似合っとるのお。じゃが、悪い男に狙われんよう気をつけんしゃい。」
「分かったわ。」
そう言ってヒラヒラと手を振った後、俺は彼女をどう落とすかそれしか考えておらんかったわ。


「仁王君、貴方何か企んでませんか?」
「何の話じゃ?」
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