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赤い瞳の王子様【NARUTO】

第14章 カカシ 8


トーコのお腹には、オビトの赤ちゃんがいる
臨月にはいり、カカシとソワソワ、ワクワクしながら毎日を過ごしている

「トーコちゃん、おはよう」

「おはよーカカシ。ご飯ちょっと待ってね」

「トーコちゃん、無理しなくていいよ?もうすぐでしょ?」

「でも夕顔が動いたほうが良いって。はいできた。どうぞ」

「ありがとう、いただきます」

伝言の鳥が来た

「はい、ありがとうね~・・・」

「なんて?」

「天気悪くなりそうだから、早く出発するって・・・あれ?」

「ん?どうしたの?」

「・・・お腹、変・・・産まれるかも・・・」

「ええっ!!病院に!!」

「ううん、カカシは任務の準備して?私は、大丈夫だから」

「いやでもとりあえず、病院に」


夕顔が部屋へ連れて行く
「んっ・・はあはあ・・カカシ、早く任務。みんな待ってるよ?」

「おいていけないよ・・」

「カカシ、これは大切な任務なんでしょ。夕顔もいるし、私は大丈夫!いって・・」

「トーコちゃん・・・」

「カカシ、ここは私に任せて。いってらっしゃい」

「夕顔・・・」

「この任務はカカシしかできないんでしょ?無事に帰ってきて?この子と二人で待ってるから」

カカシは任務へ
無事、トーコは赤ちゃんを出産し、約束通り、2人でカカシの帰りを待っていた

バタバタと足音がし、ガラッと病室のドアが開く

「トーコちゃん!!」

「カカシ…ここ病院だよ?いつもは気配すら消してるのに、足音まで…わっ?!」

「トーコちゃん!ありがとう!」

強く強くトーコを抱き締める

「カカシ…苦しい…」

「ごめんっつい、嬉しくて…」

あの時の感動は忘れないだろう
小さな命の誕生を2人で祝った
小さな小さな手に、カカシとトーコは手を重ね、幸せを共有した


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