第2章 2

トントン、トントン、と規則的にノックされる。愛液の分泌はさらに激しさを増し、じょぼじょぼと流れ出るそれはもう失禁と区別がつかなかった。
ぐにゅ、と押し込まれるたびに快感が流れ出し理性を押し流す。有羽は口端からヨダレを垂らしながら快楽を訴え、ついに考えることもやめた。

「あ゛っ♡♡あぁあ゛あ゛あ゛ヤバいううう♡♡♡ムリぃいい♡♡♡ぎもぢい♡♡♡♡ぎもぢいのしゅき♡♡もっとしてしんじゃううう♡♡」

イカはいっそう大きく触腕を出し入れさせた。つぶつぶの吸盤が有羽の肉ひだをめくりあがらせる。クリトリスも乳首もぷっくりと充血し、全身はイカのまとう糖タンパクでぬめぬめと光っている。そろそろ終わりが近いようだ。イカはいっそうしつこく攻撃を仕掛けた。

「あ゛っ♡あぁあああ♡♡♡いいっ♡♡イグぅ！！！しゅき♡♡しゅきらよ♡♡♡♡もうらめ、きゃああああっ♡♡♡♡あ゛っあ゛っあんあんあんあぁあああああああっっ♡♡♡♡♡」

ガクガクッと有羽は体を痙攣させた。雷に撃たれたように何度も体を跳ねさせたが、やがてプツリと糸が切れたように全身をだらりとさせた。陶酔の甘さにひたりきって、そしてそのまま、イカの柔らかな足に抱かれて、気を失ってしまった。