第27章 peace of mind 赤葦
そしてそのまま、彼女をソファに押し倒して唇を奪うと、ミネラルウォーターを注ぎ込んだ
ゴクンと彼女の喉が鳴ったのを合図に、舌を挿し入れながらクチュクチュと音を立てて大人のキスをする
吐息が混ざり合う
クチュ…ジュル…ハァハァ
唇を重ねたまま、右手でブラウスのボタンをブツプツと外していく
最後のボタンを外し終えると唇を離し、ブラウスを左右に引っ張って下着を露出させた
普段ジャケットを着ているから分からなかったけど、小柄な身体のわりに豊満なバストが露わになる
俺は背中に手を回してブラのホックを外すと、音を立てて乳房にしゃぶりついた
チュパ…ジュルッ…
「んあ…っ…」
彼女の口から甘い吐息が漏れる
一方の先端をレロレロと舐めながらもう一方を指で摘むと、彼女は身体を左右に捩りながら、俺の髪を優しく撫でた
「やだ…赤葦くん…赤ちゃんみたい」
「そうですか?それなら橘さんは、赤ちゃん相手にこんな風になるんですね」
そう言って硬くなった先端をコリッと甘噛みする
「んんっ…いじわる…」
そのままツーっと舌を這わせながら、スカートのホックを外して一気にスカートを剥ぎ取る
橘さんはブラウスの間から豊満なバストを露わにして、下半身はストッキングとショーツだけという乱れた姿
もう我慢出来なかった
俺はネクタイを緩めながら彼女に覆いかぶさり優しくキスをした
「橘さん、酔ってないですよね?」
そう訊ねると、彼女はコクリと頷く
「よかった、酔った勢いで済ませたくないんで…ちゃんと覚えててくださいね…今日のこと」
耳元で囁き、俺は自分自身も上半身裸になる
再び唇を重ねながら、ストッキングの上から秘部をなぞると橘さんはピクピクと身体を反応させた
クチュクチュ…チュ…ん…あ
重なる唇から妖艶な吐息が漏れる
その甘い声は俺の理性を奪っていく
「歩…」
愛おしくて思わず名前を呼ぶと、彼女は驚いた顔をして…そしてニコリと微笑んだ
「名前…知っててくれたの?」
「知ってますよ…好きな人の名前くらい」
「え…」
「なんですか?」
「今…好きって」
「当たり前じゃないですか、好きじゃなきゃこんなことしませんよ…それとも歩さんは俺が誰にでもこんなことする男だと?」