第2章 自由の羽
貴方side
新しい学校に
心を躍らせていて
昼休みは毎日場所を変えて
お昼を食べていた
友達って友達はできなかったっていうのは内緒ね?
なんか距離置かれている気がするんだよね
どうしたら友達ってできるんだろう
ずっと考えていたら
ブワッと
風が吹いたと同時に
木から飛び降りた男子がいた
その瞬間がスローモーションにみえて
背中に羽が生えているように見えた
「羽…」
思わず
声に出してしまった
「っと…どこに羽ついてる?」
「あっそうじゃではなく、羽が見えただけです…」
「?どういうこと?」
私もよくわからない
首を傾げた