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あなただけには敵わない
第8章 修学旅行
「ん…カルマくん」
「ん、どうした?」
「修学旅行まで一緒にいられないの寂しい」
「…泣かないで、俺も寂しいよ」
本当は
みんなに自慢したかった
こんなにカッコいい彼氏いるんだぞ
優しくて私の王子様
自慢できなくても
そばにいたかった
それが叶わないのが辛い
少しでも会いたいのに
ホテルも違うから
会えない
「一緒にいたい」
素直に言うと
ギュッと抱きしめてくれた
「ごめん…本当にごめん…」
謝ってほしいわけじゃない
じゃあ
私はどうされたいの?
わからない
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