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あなただけには敵わない

第15章 バレちゃった


カルマside

ゆいなのお父さんに認めてもらえたこともあって

デートが増えたり遠くへ連れて行ってもらうことが増えた

「あれ、カルマくんそんなのつけてたっけ?」

「ん?あーこれ?」

ペンケースについたストラップを渚くんに指摘された

「うん」

「最近つけた」

「へぇ、なんか珍しいね」

渚くんはよく見てるよね

ほんと警戒しちゃうよねw

「そう?」

「うん」

さりげなくお揃いのものをつけることも増えた

バレるのはいけないことはわかってるけど

本当にわかってはいるけど

このくらいならバレないと気が緩んでしまっていた

「おい!見ろよ!副会長いるぞ!」

「うひょ〜なんか最近もっと可愛くなったよな」

当たり前じゃん

俺のゆいなだよ?かわいいに決まってるよね

俺は誇らしく思った

ニコッと俺の目を見て笑顔を見せてくれた

たぶん

きっとゆいなも

俺と同じように気が緩んでるんだ

胸が締め付けられるくらい嬉しくなった

早く次のデートの日になってほしくてたまらなかった

「あれ…?」

「どうしたの?渚くん」

「いや…なんか……気のせいかな…?」

「なにが?」

「あ、いやなんでもないよ!」

「ふーん?はやく行こうよゲーセン寄ってくんでしょ」

「う、うん(副会長さんのカバンについてたの…カルマくんがつけてたのに似てたような……気のせい…かな…?)」
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