第9章 松田救済編3
松田side
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観覧車内
松田「…」
4年前と同じように2つの場所に爆弾を仕掛けるという爆弾予告が来た
爆弾は難しい構造だが、3分もあれば解体出来る
けど、出来なかった……もう1つの爆弾場所のヒントが3秒前に表示されるからだ
解除したらもう1つの場所が特定出来なくなる、そう考えたらコードを切らずに煙草を吸っていた
俺1人の命で、他の大勢の人間が助かるならと
ブブブ
松田「!(…メール?)」
突如メールが届く、萩原からだ
松田「っ!何!?」
《偶然怜花ちゃんが見つけてくれて場所が特定できたよ。
もう1つの爆弾場所は米花中央病院、今解除済。
もう被害がないからさっさと終わらせてこいよ、エース様?》
メール内容に驚愕した
今回の爆弾の話しは伝えてないのに、真っ先に萩原に伝えてくれた事
奇跡的にも、爆弾を見つけてくれた事
………俺も、助けられちまったな……さっさと解除して会いに行くか
そこからは、一気にコードを切断しこちらの爆弾も未然に防ぐ事が出来た
☆☆
米花中央病院内
萩原「…!あ、陣平ちゃん!」
貴「…目暮警部、佐藤警部も」
俺達は、病院内に入るとトイレ近くのイスに萩原と4年前より背が伸びた怜花が座っていた
目暮「おおー!怜花くんではないか!」
佐藤「ありがとね!爆弾場所を見つけてくれて、おかげで被害が出ずに済んだわ」
貴「いえ、風邪でここに来てなかったら見つけられませんでした」
誠司さん関係で、怜花は警察関係者と仲が良い
可愛がられてる感じだ
松田「怜花」
貴「!松田さん、無事でしたか?」
松田「ああ。お前が場所を特定してくれたおかげだ、ありがとな」
貴「…え…」
萩原(あのワガママな陣平ちゃんが…)
佐藤(素直にお礼を言った?!)驚
松田「お前ら、何考えてるか丸分かりだからな」怒
後ろの2人を睨みつけてると、前に居た怜花がフラフラ倒れそうだった
松田「!おいっ」
ガシッ
松田「!!」
新一「ったく、探したぞ。体調悪いのにフラフラするから」
貴「…っ新一…」