• テキストサイズ

soda popsicle ( 呪術廻戦 )

第1章 、





翌日、教室で傑と硝子に改めて報告をした。付き合う事になった、と。何故一回目に振ったのかだとか、お互いの好きな所を挙げろだとか、質問攻めに合って大変だった。



「最初振られた時、マジで人生終わったと思った」




笑いながら言う悟。それを聞いて、私達も笑う。




「傑の言葉で、気づいたんだよね。好きって」




硝子は「鈍感にも程がある〜!」と笑っていた。傑は「それで幸せになれたのなら、良かったよ」と祝福してくれた。











学校が終わり、部屋でテレビを見ていると、いつものように悟がやってきた。「あち〜のは何時になったら収まるんだよ」と半ギレでソーダ味の棒アイスを食べている。


「食う?」と聞かれて差し出されたアイスにかぶりつくと、やっぱりキーンと頭痛がした。



「、頭痛いの治してやろうか?」と言う悟に頷くと「目閉じて」と言われる。



言われた通り目を瞑って待っていると、唇に冷たく、柔らかい感触。それは甘くて爽やかなソーダの味がした。



キ、キスした?!と驚くと「いいじゃん、俺ら付き合ってるんだし」と余裕の表情。は段々と顔が赤く染まって行ったが、悟だって耳が真っ赤なのは見逃さなかった。



目を開けると蒼い瞳がすぐそこにある。「綺麗...」そう呟くと、再びキスが降ってきた。



煩い蝉の鳴き声も、じわじわと吹き出る汗も、アイスで苦しむ頭痛も、悟が居れば悪く無いかもしれない。



無色な私の世界を色付けてくれるのは、いつも君の蒼からだった。







/ 13ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp