第10章 愛及屋烏 【占い師】
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占い師がやってくるまであと10分もあるかないかだった。
私は試合に向かっていて、終盤に差し掛かっていた。
この試合が終わって荘園に戻ったら丁度いいぐらいに占い師もやってくる頃だろう。
まずはこの厄介なエセ紳士から対応して行かないとね!
×××
結局、エセ紳士に負けて最高に気分が悪い。
荘園に戻ると、飾り付けられた部屋にいい匂いがする厨房で少しだけ和んだ。
40人前くらいのケーキ作ってたけど、食べれるの???
特大サイズのケーキを見て、そう思った。
空軍のマーサ・べハムフィールが言った。
マ「うちには、よく食べる男どもがいっぱい居るからね。」
確かに、傭兵のナワーブ・サベダーはよく食べるイメージがある。
歩くバキュームカーがいるなら、それはそれは主役よりも食べそうな勢いと感じた。