第12章 退院
数日後。
「口を開けてください!…はい。風柱様。もう大丈夫そうですね!近いうちにご自宅に戻っても大丈夫ですよ!痣のこともありますので、今後は定期的に診察にいらしてください!」
アオイがハキハキと説明をしていく。
「わかった。これからも世話になるなァ」
一緒に診察結果を聞いていた星波は、アオイにお礼を言い不死川と病室へ戻っていく。
ガラッ…
「自宅…か。本格的にここを出たあとのことを考えなくちゃいけねェなァ。」
「そうですね」
「まずは今まで世話になってた槇寿郎殿たちに、直接礼と報告をしないとな」
「はい。煉獄さん御一家にはかなりお世話になりましたし、退院したら一番に向かいましょう!」
退院の日取りが決まったこと、挨拶に伺いたい旨を書いた手紙を織姫に託した。