• テキストサイズ

星空 【鬼滅の刃】

第10章 無限城


臨月になった星波は、布でおしめを作ったり、毛糸で帽子や靴下を編んだりと、鬼狩りとは離れた穏やかな日々を過ごしていた。

「星波…」

うたた寝をしていた星波は名を呼ばれハッと顔を上げる。

「厳勝様っ!ずっとお姿が見えないので心配しておりましたっ」

「会うのはこれで最後になるだろう…大きな戦いが始まる…」

「そんなっ…私は誰も失いたくありませんっ。仲間も…厳勝様も。みんなが平和に暮らせる未来はないのですか!?」

「ない、な…」

悲しげに眉を下げる厳勝。

「星波、腹の子を立派に育て、幸せに生きろ…」

厳勝が消えた。
/ 542ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp