第5章 遊郭
藤の家紋の家の人達にお礼を言って出発をする。
「そういえば知り合いが呪詛に詳しい人を見つけてくれたそうで、近々会いに行こうと思ってるんです。」
「おまっそれなんでもっと早く言わない?!」
かあぁっと顔を赤らめる星波に、話す余裕なかったよなぁと昨晩のことを思い出し釣られて赤くなる。
「良かったじゃねェか!」
「はい!進展があったら報告しますね!」
「おゥ。」
それぞれの屋敷に向かった。
そのまま自分の屋敷に帰ろうと思っていた星波だったが、宇髄や炭治郎たちの怪我が心配なのと、見送ってくれた杏寿郎に無事を伝えた方が良いかと思い、蝶屋敷に向かうことにした。
先に織姫に伝言を頼んだため、蝶屋敷に着くと杏寿郎が待っていた。