第5章 遊郭
「で、どこ行くんだオッサン」
伊之助が聞く。
「日本一色と欲に塗れたド派手な場所…鬼の棲む遊郭だよ!」
「遊郭だと!そんなところに星波は行かせられない!」
「煉獄ぅ…邪魔すんなよ…」
やばいのに見つかっちまった…と言いながら頭を掻く宇髄。
「大丈夫だ。星波を危険な目には遭わせねぇ。どっちみち星波は柱との任務にしか行けないんだ。安心しろ!俺は柱だ!神だ!」
最後に杏寿郎にコソッと耳打ちをする。
「もしも星波に症状が出たら、秒で煉獄のところに連れて帰ってやるからよ」
突然慌てる杏寿郎を不思議そうに見る星波。
「と、とにかく!危険なことはしないように!」
「はいはーい!行ってくるぜ!」
杏寿郎に見送られ蝶屋敷を後にした。