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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第10章 砂の王国での出会い


※レイン視点

シャワーを浴びたと思ったら用があると言って出ていったミスティ。1時間程して戻ってきたと思えばソファで寝始めた。
俺の存在を忘れているとも思える行動に頭痛がした。

此奴は諜報部員としては優秀だ。だが女としては隙があり過ぎる。男の部屋で寝る事がどういうことか分かっていないらしい。

レインは今の状況をデジャブかとも思いながら昨夜のことを思い出していた。

──

任務の途中で立ち寄ったカジノで見覚えのある女が男に絡まれているのを見つけた。
無視しようとも思ったがこちとて潜入の身。あの女が騒ぎでも起こせば支障が出る事は容易に想像出来た。

殴りかかりそうになっている男をいなし女を守ったつもりだったが、思った以上に絡んでくる奴だった事が計算外。
大衆の前でキスをぶちかまし何も言わせずその場を後にした。

尾行されていることも大した問題では無かったが、この女に少し興味が湧いた為、さも当然のように言いくるめホテルに連れて帰った。

アルコールを渡してやると美味そうに飲む顔に悪くないと思った。今まで言い寄ってくる女達と此奴は何か違った。踏み込んでもこないし踏み込ませない。距離感が丁度良かったのかもしれない。

正直、先程のキスで此方も思った以上に熱を持ってしまった為、同室に居れば手を出しかねないと思った。が、追い出す訳にもいかず此処に居るよう言い理由を付けて外に出た。

そろそろ寝ているだろうと思い部屋に戻れば、ベッドではなくソファで座ったまま眠った此奴を見つけた。このまま朝を迎えれば身体への影響は明らかだ。

仕方なくベッドに運び寝かせると、ソファへ行こうとする俺の腕を此奴が掴んだ。

『…そばに居て』

俺に向けて言ったのか夢の相手に言ったのかは分からなかったが潤んだ目に見つめられて我慢していたものが弾けた俺は此奴の唇を貪った。カジノで見せつけたものとは違う余裕のないキスだったが、違ったのは俺だけじゃない。此奴の腕が俺の首に絡んで密着度が上がった。

『んっ…んふっ。』

服を脱がせ見事な双極を揉みしだき吸い付いた。

『んっ…あんっ』

此奴の声が堪らない。もっと味わいたいと思ったが微睡みの中でのセックスは勿体ないと思った。折角なら素面で意識のある時に虐めてやりたい。

妙な俺の加虐心が芽生え自制をかけ、最後まですること無く抱き寄せ眠りについた。
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