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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第9章 仕事を忘れて


『あんっ//』

一瞬の出来事にミスティは声を我慢出来なかった。

「…それ以上俺を煽るなら望み通りここでヤルぞ。」

ルッチは彼女の首筋に出来た赤い華と彼女の顔を交互に見ながら右手で太腿を撫でながら上へ上へと手を進めていく。
口付けと触られただけで力の入らなくなった身体を支えることが出来ないミスティはその場に座り込んでしまった。

「お前にはこっちの方が効くようだな。今度生意気な事を言ったら容赦しない。覚悟しておけ。」

そう言い捨てるとルッチは鍛錬場を出て行った。




──


ルッチは鍛錬場でのやり取りを思い出していた。

「ミスティはただ強くなりたかっただけみたいよ?2人で出掛けた時に一瞬だったけど見せたあの顔は嘘じゃない。男は要らないって言ってたわ。それが理由じゃない?」

「…男に捨てられたというのがか?そんなもん信用ならん。」

「可哀想なミスティ。疑われたままじゃ不憫だわ。」

「今は保留だ。」

「まぁ、貴方が彼女の力を見込んだからこそ彼女がここに居る理由を知るために自ら呼んだってことだから気に入ってはいるんでしょ?」

「……。」

「あらやだ、図星?」

「うるさい」

「お~さっきから何を2人で話し込んどるのじゃ?」

「我らがリーダーにも春が来るかもしれないってことよ♪」

「カリファ、黙れ。」

「はぁ?なんの事じゃ?」



ギャーギャー言い合う彼らを乗せ海列車はウォーターセブンへ進んでいく。
彼らの束の間の休暇はこうして終わるのだった。
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