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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第9章 仕事を忘れて


「…今はそういうことにしておく。」

『貴方、昔人質になった500人の兵士を殺したんでしょ?役に立たない者や危険因子は情けも容赦もなく始末してきた…そんな貴方が疑いの残る私を見逃すの?』

「黙れ」

『…私を殺るのが怖いの?』

「!?」

ダンッ

離れていた2人の距離が一気にゼロになり、ミスティは壁に追い込まれた。

「黙れ」

再びルッチはミスティに言った。が、ミスティは睨みに怖気付くことも無く更にけしかける。

「お前、殺られたいのか?」

『だからさっきからそう言ってるじゃない。私は痛みや死ぬことなんて苦じゃないし怖くない。』

「はっ、とんだイカレ野郎だな。」

ルッチは鼻で笑った。

『貴方は白か黒か付けたかったようだけど、男と女の痴情のもつれだとは思わなかったようね。』

「……。」

『殺らないならどいて貰える?ここにいる必要は…んっ』

壁際に追い込まれていたミスティはルッチの腕から逃れようと動こうとした瞬間、ルッチにより顎を捕まれ言葉を紡いでいた口はルッチの口により塞がれた。

『んッ…んんっ、ふっ。…ん//』

「はっ…ん」

深い口付けにより呼吸が苦しくなり酸素を求め口を開いたミスティをルッチは逃さなかった。僅かに開いた口に舌をねじ込み彼女の舌を絡めとった。

『やめっ、んふっ。…んっ』

逃れようとするミスティをルッチは壁に押し付け彼女の手を自分の手で掴み顔の横で固定した。そして片脚をミスティの両脚を分けいるように入れ込み動きを封じた。

先程まで啖呵を切るように言葉を発していた勝気な女が、顔を赤らめ涙を目に溜め艷のある声をあげていることに興奮したルッチは、男の欲望のままに片手で彼女の衣服を捲りあげ顔を出した見事な膨らみを揉みしだいた。

ピクっと反応したミスティではあったがルッチの口付けと今の体勢によりされるがままの状態だった。

口付けと彼女の胸の感触を楽しんでいたルッチであったが、このまま続けると自身が辛くなると判断し、名残惜しそうに唇を離した。

2人の間に銀色の糸がツーっと垂れ消えた。

「その顔、悪くない。」

ルッチは目の前のミスティを見下ろし満足気に言った。

『なにを…』

言いかけたミスティを遮り彼女の白い首筋に噛み付いた。
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