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独歩吟客-囁か-

第2章 ケッコンシキジョウ




鏡に映る自分の姿

(明らかに化粧までされてる、~~···国木田さんに話しなきゃ。何故私が···)


ガチャ
「今日の撮影に御協力をありがとう···」

「く、国木田さん··。」

「ございます···。」

こんな格好をしてるのか


扉を開けた瞬間

俺の理想が現実を教えた。

扉を開けて目の前には···。俺と寄り添うであろう新婦がいる



「!、天音!?」

「これには理由があるんですーー!///脱ぎますから!」

「いや、脱がなくていい。あのすみません、これはどう言う事か理由を···。」

「今日の撮影は"婚約"。国木田さんのモデルにマネージャーを使うようにと其方の社長さんから言われましてね。大丈夫ですよ、新婦さんの顔は見せません後ろ姿だけですから」
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