• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第18章 絶対君主には成れずとも$ 中巻


心を澄まし、朔の声に自分の声を重ねるように歌う。



「「吹きすさぶ 青嵐に 纏いし伊吹は 古(いにしえ)の……」」



剣の刃に水流が渦巻き、まるで自ら水を纏うように刀身が水に包まれる。


不思議だ。

剣を持っているはずなのに、体が軽い。


まるで自分の一部のようだ。


キィン、キィン!


刃と刃がぶつかる度に甲高い音が響く。



「吾(あ)がために…」



相手も歌を歌い始める。

だが、気づいた。



前のように、擬煌珠の歌が聞こえない。

彼女が歌っていないなら、今は無理矢理に起動させてしまっているのではないか?



望まない同契に望まない戦。

彼女の意に沿わない命令なのだとしたら、それは……



「義勇様、来ます!!」


/ 334ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp