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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第18章 絶対君主には成れずとも$ 中巻


俺は自分の羽織っていた外套(がいとう)を百合に着せることにした。



「…………義勇、さん」



百合の涙はいつの間にか止まっていた。



「義勇さんは…いつか、ここを、出て行ってしまうんですよね……?」



どう答えるべきか迷うも、結局俺は真実を口にした。



「………ああ。そうだな……」

「居なく……ならないで、……欲しいんです」



彼女は俺の外套を握り締め、揺れる瞳をこちらに向ける。



「すまないが、それはできない……」



本当のことだ。

俺には王宮に妻が居て、それに……



「義勇さん?」

「俺は…」



言葉が出なかった。

なんて声をかけるべきか……


でも、期待をさせるような言葉をかけて、彼女に嘘をつく事もしたくない。

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