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大正鬼殺譚 〜炎柱の継子〜

第6章 日常





ー…


美玖と千寿郎は

朝餉の準備を終えた。


今日は、長ネギを
しっかりと切ることができた。


蝶屋敷での成果が、
確実に出ていた。


アオイちゃん…ありがとう…!

心の中でアオイに手を合わす。



ちょうど、食卓の準備ができたところで
槇寿郎が居間に顔を出す。



おっ!美味そうだな!
千寿郎、美玖はちゃんとやっていたか?


父に声をかけられ、
にこにことしながら千寿郎は応える。



はい!
とても頑張って手伝って下さりました!
野菜も以前より手早く切っておられて、

きっと、すぐに上達されると思います!



千寿郎の言葉を聞き、
槇寿郎は満足げに微笑んだ。



そうか!
では、この調子で見てやってくれ!



はい!



…年下の男の子に
家事の指南をされるなんて、

我ながら情けないなぁ…



千寿郎たちの会話を
しょぼくれて聞いていると、

槇寿郎から、
師範を起こしてくるように言われた。



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