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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第2章 比翼連理




着物の合わせに手を差し込まれ、
膨らみを下から押し上げるように強く触れられる。

「…んっん…っ」

胸の飾りを指でつままれ、
転がすようにしつこく弄られると

「っ…あぁっ…」

甘い声が我慢できなくなってくる。
宇髄さんは唇を離すと、
私の耳に舌を這わせた。

「やっ…だ、みみっ…」

「耳?」

「うっん、…やぁっ…」

「…かーわい…」

耳への愛撫を続けながら
帯に手を掛ける。
簡単に解いてしまった彼は
着物の合わせを大きく開き、
露わになった私の体に、直に手を這わせていく。

空気に触れた体は、何だか心許なくて、
どうしようもなく不安で、隠してしまいたくなる。

「…っ…やだ…」

弱々しくもらす私を安心させるかのように
私の目を覗き込んで、

「睦、怖いか?」

優しく訊いてくれる。
涙をためて頷くと、困ったように笑う。
私は、こんな状況だというのに、
その笑顔に見惚れてしまう。

ちゅ、と触れるだけの口づけを落とすと、

「嫌なら言ってくれねぇか。
今ならまだ、俺も止めてやれる」

私を見据える。
私を慮ってくれるその人は、
私の、大好きな人だ。
答えを、我慢強く待ってくれる。

「…宇髄さん…大、好き…」

私は初めて、自分から口づけをした。
宇髄さんは驚いて、…でも嬉しそうで…。

「嫌じゃ、ない。でも…怖い…」

情け無く泣きだす私を、
宇髄さんはめいっぱい優しく触れてくれる。

「俺はお前が可愛いよ。大好きだ。
…今そうやって泣く理由は、…
怖いから、だけか?」

おでこやほっぺたにそっと口づけながら、
宇髄さんは囁く。

「…私…初めてだし、何もわからないし…
…自信もない…。でも、嫌なわけじゃないんだよ…?」

私の本音に、宇髄さんはくすりと笑って、

「どうしたらいいか、わからない?」

「……うん…」

「なら、俺に任せて、くれないか?」

私は少し迷った後、小さく頷いた。
それを見届けると、
私の首筋にゆっくりと顔を埋める。

「あっ…」

つい声をもらすと、

「睦、大丈夫だ。綺麗だよ。
お前の事、愛してる…」

首筋を通って鎖骨へ、
更に唇を滑らせ、胸の膨らみへ…。
舌を立てて飾りを押し潰し、
もう一方は掌で包み込むように大きく揉む。

「……っあ…や、ぁ」

「…可愛い」


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