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DREAM or REAL【テニスの王子様】

第6章 涙が零れる夢物語の世界



(act.01‐世界の異変‐)


肩を揺すられて、心地良い眠りを邪魔された。

それでも、眠気に勝てるものなど存在しないのだ。



『ーーぇ、ねぇ』

「ん、んんっ、あと5分…」

『ふーん、起きないつもりなら襲うよ?すっごいエロいことするけど?』



その言葉に、パッチリと目を覚ましガバッと起き上がっ、



ーーゴスッ、



「『ーーっ!!』」



…起き上がったら、何かにおでこを強打。

その痛みに涙を堪えて視線を上げると…



『…つっ、何、すんの…?』



あっは、夢だねうん、絶対に夢だ。

じゃなけりゃ、説明がつかんだろう。

…何だって、目の前に越前リョーマが居るんだ。



『ってか、アンタ誰。何で俺の部屋のベッドに勝手に寝てんの?』

「は?ココは私のマンショ、ン…」

『じゃないし。俺の部屋だから』



…こんな部屋見た事ないぞ?



「は!?ちょっ、ココどこ!!?」

『だから、俺の部屋だってば』



何で?何がどうなってこうなってんの!?

落ち着け私。落ち着くんだ私…



「って、落ち着けるかーーーっ!!」

『ちょっと、煩いんだけど』

「って言うか、紗耶はどこぉーーーっ!!」

『煩いってば、本気で黙って』



スコンッ、と私の脳天に振り下ろされたのは

彼からのチョップと言う、痛い一撃、…あぁ、リョーマだ。

この本気で容赦のないクールな子は正真正銘、越前リョーマ。


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