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大黒埠頭でKISSをして

第4章 4ボーリングして、ハーバービューの部屋で...


まずは、ホテルニューグラウンド内にあるシ―ガーディアンと言うバーでカクテルを飲み、隣のスターホテル内にあるブルーライトバーでサザンのLOVE AFFAIRの名前の付いたカクテルを飲んだ。
「ああ美味しいなあ、シュウちゃん」
私は笑い上戸だけれどシュウちゃんは
「うう、梨沙、俺嬉しい。サザンだよ。らぶあふぇあ、ひみつのでーとおお」
と泣いてる。泣き上戸のようだ。
「しゅーうへい、なに泣いてんのよー」
「だって、梨沙とさ、こんなロマンティックなシチュエーション。ううう」ダメだこりゃ。いつもは気取ってクールでハンサムなシュウちゃんも飲んで酔うとこんなんかな~ってなるというひとつの例。私の方がとりあえず酔いが軽いのでお勘定した後「はーい、シュウちゃん、タクシー」
バーを後に、腕を引っ張ってタクシーに乗らせた。まもなくコンチネンタルホテルに着いた。
「はーい、シュウちゃん着いたから降りて降りて」
「ここどこ?こよはまかな」「よこはまだっての」
酔い回り過ぎ。代金を支払い、無理やりタクシーから降りさせる。飲んべえ2人が帰ってきたのは夜8時でホテルの人もビックリしていた。「421号室です」「はーい」
キーを貰ってエレーベーターで4階の421号室へ。戸をあけると、わー、ハーバービューの部屋だ!
「シュウちゃん、シャワー浴びてきなね」「は~い」少し酔いをはらってもらわねば。早く何とかしないと後が思いやられるから。ジャーっと音がして止まって、シャワーから出た後には普通のただの男、かっこいい秀平に戻っていた。「梨沙、ごめんな。酔い過ぎちゃって。今度梨沙入ってきなね」「はいはい」で、私もシャワーを浴びて。出た所でシュウちゃんに背後から抱き締められた。バックには夜景。「梨沙、愛してるよ」「秀平」「どう?横浜の夜景、綺麗だろ?」「めっちゃ綺麗」「でも。梨沙の方がめっちゃ綺麗。この夜景より」もう、イエローカードものだよ、その言葉。「ハーバービューの部屋で抱きし~め~またくちづけた~♪ってさ」「うん。そうだね」その歌詞の通り、このみなとみらいの夜景が見える部屋で私とシュウちゃんは抱き合ってキスをした。
なんて愛しくて切なくて。時間が止まればいいのにと思った。そしてダブルベッドの部屋だったので、
私とシュウちゃんは2人で抱き合って寝た。私の22歳のバースデー。秘密のデートをした日。一生忘れない。

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