第2章 短編小説・ss
sypem 「笑顔」ss ※学パロ
俺の先輩である、三年生のエーミールという人は、生徒会長のグルッペンさんよりも頭が良く、そして何より、お人好しで優しい先輩である為、エーミール_エミさんは、男女問わず、人気者である。
そんな人格に俺は、哀れにも惚れてしまった。 一目惚れである。
そして、同性であるにも関わらず、だ。
告白する勇気はまだ無く、そんな俺は、今日もまた、エミさんを遠くから見てるのであった。友人からからかわれた怒り混じりの笑顔、心からの笑顔、あの人の笑顔はどれも好きだ。あの人の笑顔を向けられる人を恨めしいくらいに。 もっと、色んな顔を見たい。その笑顔を俺だけに向けて欲しい。···と思う自分は、まだまだガキなのだろう。
とりあえず、エミさんに笑顔を向けられた、クソ先輩だけは殺す