第6章 ラッキースケベ

「………分かりました。とりあえず着替えたいので、あっち向いてて下さい。」

「えぇ、分かりました。」

ジェイドが後ろを向いたのを確認して、仕方なく着替えを再開する。同じ部屋に男の人がいるってだけで何か変な感じ…絶対振り向かない、という保証もないんだよなぁ…

「………ところでかなさんは、水色がお好きなんですか？」

「はい？？？」

「先ほど見たのが水色だったもので。とても可愛らしいですね。」

「なっ……」

見えた、ってことは…これ完全に下着見られたな。慌てて着替え、ジェイドに抗議をするが何も響いておらず諦める。私の下着見るのに全く躊躇しない、欲望に忠実すぎるだろ。そうやってため息をついた時…

「かなさん、良ければ今度紫色の下着を贈らせてください。」

「え？紫…ですか？」

「えぇ、そうです。…僕色の下着、まさか着れないとは言いませんよね？」