第5章 告白
「……聞いていますか?かなさん。」
「…へっ??あぁ、えと、キノコには色んな食べ方があって…みたいな?」
「…おや?何の話をしているのですか?」
「あれっ!?違いました?」
途中から眺めるのに夢中になってしまって話が頭に入ってこなくなっていた。料理の話の後に、どれだけ可愛いか、どんな場所に行きたいかなどになっていた気がするけど…ずっとキノコの話をしているものだと思っていた。
「ご、ごめんなさい…途中から聞いてなくて……何の話をしてました?」
「貴方のお話ですよ ^^」
へ、とポカンとしてしまった。そして最初の方に話していた小さくて愛らしい…僕は好きですよ、とジェイドの言葉が頭の中でグルグルと回り始めた。そして意味が分かり、ボボボ…と顔が赤くなっていく。
「ほら、僕が好きな愛らしいお顔です。」