• テキストサイズ

傷を持った少女

第3章 元人間のヴァンパイア



「それは…元人間だからか?」

「……それもあるけど、別にそういう事だけじゃない。
適当に動物の血とか吸うから大丈夫よ。」


私は出ていっての意味も込めて、ルキ兄に背を向けると…

「……っ、アリス…。」


ルキ兄が後ろから抱き締める。

「っ……ルキ兄っ。離して…。」


ルキ兄が私に触るなんていけない。
アダムにならなきゃいけないのに…。


「……っ…。ひゃ…っ。」

ルキ兄は私の首筋に舌を這わせる。


「だ、め…。ルキ兄っ…。」

「っ……アリス。俺は…。」

ルキ兄はそう言って、私の胸を下着の上から触る。


「っ…だ、め…だって…!ルキ兄…っ。」


あなたは…アダムにならなきゃいけないんだよ。
それが私の願いでもある。


/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp