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傷を持った少女

第3章 元人間のヴァンパイア



「……そう、ですか。」

「早く食べな。」

私とイブのやり取りを静かに見つめていたルキ兄。

けど、私は特に気にせず食事を進めた。


「ごちそうさまでした。」

誰よりも先に食事を終えた私は、すぐ風呂場に向かった。


「……私は何の為にヴァンパイアになったんだろう。」

カールハインツ様のため?
けど…計画が終わってしまえば…その後は分からない。


永遠の命を持つヴァンパイアにとって…死を選ぶことは出来るんだろうか。



私は脱衣場の鏡を見つめてそう思っていた。


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