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【鬼滅の刃】 彷徨う水面

第15章 柱合会議




「…そんな事言ってると不死川さんに殺されますよ。」


「ハッ!そんなこと出来るもんならやってみろってんだ!」


「もう。そんなことより、美雲さん。柱の任務に同行する事で戦う相手も強くなるでしょう。傷を負ったときはいつでも私を頼って下さいね。蝶屋敷の皆も貴女に会いたがってます。
あと、冨岡さんは配慮とか出来なさそうなので息苦しくなった時も、私のもとへ来てくださいね。」


ニコニコと優しい言葉をかけてくれる。最後のほうは少し毒も感じたが(笑)美雲の笑顔を見ると、しのぶも部屋を出ていった。


「じゃあ、俺も行くわ!」


宇髄もそういうと美雲に耳打ちをする、
( 冨岡に襲われないようにな笑 )


「 なっ!!! 」


美雲が顔を真っ赤にすると、宇髄は満足したかのように「じゃあな〜」と窓から飛び降り、サッと姿を消した。


部屋に冨岡と2人きりになる。宇髄の残した言葉のせいで、美雲は異様にどきどきとしてしまう。ちらっと冨岡に目を向けると目があった。
ビクッと身体が跳ね、一気に視線を逸らす。


何故こんなにどきどきしてしまうのか。美雲は自分の胸に両手を押し当て、落ち着こうと深呼吸をする。


「…白石、行くぞ。」


美雲の動揺を他所に、冨岡は歩き出した。美雲は立ち上がり、その後を追いかける。


そうして
冨岡との日々が始まった。
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