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【ワンピース】安らげる場所

第7章 安らげる場所_7章


「ローは、他の海賊と違って、
罪のない人を傷付けることなんてしないよ!!
そんなことさせない…私が約束する!!
もしローがそんなことしたら…
私がローを捕まえる!!」

「馬鹿かお前…俺がお前に捕まるわけねえだろ。
捕まってるのはどっちだ。」

サボは構えていた武器を下ろし、
ため息をついた。
「マリア…わかった、俺はお前を信じてる。
そして待ってるから、帰ってこいよ…。
…お前がいないと、困る。」

「(困るってどういうことだろう…。)」

「話は終わったか?革命屋、
お前の船も近くまで来たみてぇだな。
俺の気が変わらねェうちに帰れ。」

「トラファルガー・ロー、もしマリアに何かあったら、俺はお前を絶対に許さない。」
サボは最後にもう一度ローに殺意を向けた。

「さぁ、どうだかな。」

サボはローの船から飛び、革命軍の船に帰っていった。

「(コアラたちも来てくれてたんだよね…
悪いことしちゃったな。)」
マリアは変わらずに座り込みながら色々と考えていた。

固まって一部始終を見ていた船員たちの中から
ベポがマリアに駆け寄った。
「マリア!だいじょうぶ?」

「うん…まだ本調子じゃないだけだから、
大丈夫だよ。」

ローも座り込んだマリアにゆっくりと近づき、見下げた。
「その通りだ、あまり動き回ったり、体力を使うな。
迷惑な革命屋を連れてきやがって。
俺の部屋に戻って寝ていろ。」

ローはベポにマリアを運ぶように託し、
船内に入っていった。

「(ロー…何を考えているの?ローはもう私のこと信用してるって思ってるのに、私が自惚れているだけ?)」

いつしかもっとローのことが知りたい。
一緒に居たいとマリアに気持ちが芽生えはじめていた。
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