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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第9章 遊園地とは



あ、青峰と紫原にお礼言ってないじゃん
一応…言った方が良いよね…


『紫原、青峰』

「何だよ」「まいう棒はあげないからね~?」

『グロ屋敷の時、助けてくれてありがとね!
すっごく助かった!』

「なっ!お前!」 「…別に普通だし」

そっぽを向く青峰と紫原
やはりこの2人も戸惑っているように見える

これは…

『・・・なんでそっぽ向くのよ
いくらあたしがぶっさいくでもこっち向きなさいよ!
人が笑顔でお礼言ってるんだから!』


言いながら腕を伸ばし2人の耳を引っ張る(かなり頑張ってる
紫原にはもう背伸びしてからだ)


「いててて!いてぇっつの!」

「まいう棒が!落ちる!」

『じゃこっち向きなさいよ!』


耳をパッと離すとこちらを向いた2人
その顔は心なしか、耳まで赤く見える


『…耳引っ張り過ぎて顔も痛かった?
顔ものすごく赤いよ』

「ちげえよ!」 「ちげぇし!」

え、違うの
じゃ他の理由他の理由…


『日焼けか』

「それもちげえよ!」「ちげぇし!」


これもか…他の理由他の理由…


『…暑い?
もうすぐ7月だもんね
あ、そうなるともうすぐ全中じゃん』

「あちぃけどちげえよ!」「ちげぇし!」







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