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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第6章 息も出来ぬまま *


再び唇を塞がれ、唇を舌で強引に割られ逃げ回る舌を捕まれて絡められる。

扉に背中を押し付けられたまま離さないように逃げないような口付けにただただ翻弄されて…。

こんな…乱暴なキスは初めてだ…

絶対…食事会で何かあったんだ…


意識が遠のいて行く前にそう感じながら必死に兵長のキスに答えながら服を強く握る。

すると兵長はキスをしながらスルッと団服の中に手を滑らせてきた。


「んっ…ン!?…ふぁ…んムッ…!」


いきなりの事に遠のいていた意識が戻って兵長の手の侵入を防ごうと止める。

だけどそれを許さないとばかりに足の間に兵長の膝が入ってきて片手で私の手首を掴み扉に押し付け指を絡めてきた。

嘘っ…まさかっ…ここで…!?


予感は的中し、侵入を拒むものが無くなって一気に胸まで到達すれば少し痛いくらいに揉まれてビクッと肩が跳ねるのと同時に眉を顰める。


普段の時は優しくて宝物を扱うように触れられて…
なのに今回は違う。苛立ってる…?


「ふぁっ…ン…んんっ…!」


兵長の手が揉みしだきながら胸の頂きに指を這わせキュッと摘まれる。


甘い痛みと刺激に腰が震えてじわじわと体の芯が熱くなるのを感じながら強く兵長の服を握り締めると重なっていた唇が離れた。
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