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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第3章 ヒミツの時間 *【現パロ・兄妹】




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「ん…」


目が覚めるとまだ辺りは真っ暗まで月明かりが差し込んでいる。


ぼやけた視界の中、天井が映り込みここは…と頭の中を整理していく。


部屋の感じも…匂いも違う…。そうだ…私…お兄ちゃんに夜這いして…そしてついに……


そこまではっきりと分かるとすぐ隣を見る。


だけど…お兄ちゃんの姿が見当たらない。


何で…?やっぱり…繋がったの嫌だったの…?


とてつもない不安に涙が出そうになった時…ガチャっとドアが開いた音がした。


慌てて起き上がり見てみればそこにはお兄ちゃんが水の入ったコップを手に部屋へと入ってきた。


「…っ、お兄ちゃんっ…」

「、起きていたのか。体大丈夫か?」


優しい声にお兄ちゃんの姿に私は安堵して涙が溢れ出る。


それを見たお兄ちゃんはギョッとして焦って駆け寄ってきては背中を撫でてきた。


「…どうした?何処か痛むのか?」

「っ…居なかったから…グズ…嫌だったのかな…って…」

「そんな事思うわけねぇだろ。繋がれたことを後悔なんざしてねぇ。」


そう言って私を抱き締めるお兄ちゃん。


頭を撫でてくれてホッと気持ちが楽になる。


「グズ…良かった…っ…」

「変に不安にならなくていい。それにお前しか要らねぇと言ったはずだが?」


少し体を離し安心させるようにチュッと軽く唇へキスされた。


「んっ…お兄ちゃんっ…」

「…、これから色々あるかもしれねぇが俺が必ずお前を守ってやる。」
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